2016年06月28日

香港と中国へ行った話(その3)

中国中盤編。
外からあちらこちらでけたたましく響き渡る車のクラクションの音に起こされる。

香港から中国に入っての明らかな違いと言えば、街の中あちらこちらで鳴り止まないクラクションの音だろう。
中国人はみんなちょっとした事でクラクションを鳴らしたがる。
最初こそ戸惑ったものの、ただ、そこには悪気や悪意めいたものは無く、自転車のベルを鳴らすくらいの気軽な感覚で、「みなさん!私が通りますよー!」と言った意味合いの一種の自己主張のようなものに感じられる。

とは言っても窓を閉め切ったホテルの一室にまで響くほどの騒音を発しているのはもはや公害に近い。なので、中国に輸出する全ての自動車にはオナラのようなマヌケな音のクラクションを採用するべきだと僕は提案したくて仕方がない。
そのような下品な音であれば、いくら中国人と言えど、恥ずかしてむやみやたらに鳴らすことも減るはずであろう。減らずともそこら中で多種多様なオナラの音が鳴り響いていたら楽しい気持ちでいられるというものだ。


そんなこんなで決して良い目覚めとは言えない朝を迎え、僕らは宿を後にした。


今回の旅はなんとなく目的もなく来てしまったものの、それなりに意義あるものにしようという理由から、僕はCDのプレス会社へ行く事にした。
これまで日本のプレス代行会社に頼んでいたものの、現地の工場と直接取引きした方が安くて早いのではと思い、前日に調べたプレス会社へ向かった。幸いな事に英語が達者な職員がおり、色々と有意義な話ができた。

それから今度はマリさんのお店の商品の買い付けに行く事にした。

が、その前に楽器の問屋ビルがあるとヤマちゃんに教えて貰っていたので、そこに向かったのだが、その問屋ビルをプラプラ歩いていると突然すれ違いざまに大きな声で女の人に呼び止められた。

「なに?!なに?!こわい!こわい!!」

何を言ってるのか分からず戸惑う僕らに対して興奮気味に話しかけてきている。

しかし、ハッと気付いた。丁度この人は先ほど電車に乗るときに構内の長い階段を一人で赤ちゃんと乳母車を持って歩こうとしていたので、助けた人だったのだ。
赤ちゃんと旦那もやってきて一緒に写真を撮った。ずっと嬉しそうに色々話しかけてくれていたが、最後まで何を言ってるのか分からなかった。


その人たちと別れたのち、僕らは謎のヒョウタン笛屋さんに魅了されてしまい、ついヒョウタン笛をひとつ買ってしまう。
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それから今度は雑貨や玩具の巨大問屋ビルへと向かうために電車に乗るが、電車に乗るのは毎回大変で、どの駅に行っても苦労する。
空港のような荷物のX線検査を必ず潜らなきゃいけないのに加え、券売機がなぜか全ての駅でお札は5元しか使えず、なんならお札も綺麗なお札でないと認識してくれない精度の悪さ。明らかに周りの利用者たちも困ってる。
近くにある自販機でお金を崩そうとジュースを買うと、券売機では使えない小さい硬貨ばかりがジャラジャラ出てきて話にならないし、駅員に両替をお願いしようとすると、また荷物検査をやり直さないといけないし、一瞬ぼくらはこの駅から抜け出せないのではないかと頭を過るような時間であった。
いくらなんでもかなり効率の悪すぎるシステムが運用されているので、最初からヤマちゃんが言うオクトパスカードというものを購入しておけば良かったと真底思った。

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なんとか目的の駅までは行け、問屋ビルまでの道中、汚い道の外れに宿屋らしきものを発見し、かなり安かったので、その日はそこに泊まる事に決め、先にチェックインだけ済ましておいた。


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そこから、再び問屋ビルを目指す。
何故か大通りの歩道の真ん中で小便をしている親子を発見。

そういえば、昨日は道の真ん中で転がって寝てるホームレスを見たし、今朝は道の真ん中でズボンを履き替えてるおじさんを見たし(※ちなみに中国には暑くて上半身裸になる男性がそこら中にいる。だらしなくてとても安心する。)みんな、恥じらいという思いがないのか、なぜみんなわざわざ真ん中に行くのか理解できないが、やはりクラクションと同じように、ほとばしる自己主張魂がうずくのかもしれない。

インターネットが普及するこの国際社会で、世界中で標準化、規格化されつつある文化やモラル、価値観がこの大国には及んでいないまま、技術レベルの高いシステムやハイテク製品に囲まれいるのかと思うとすごく興味深くなる。

街の中だって沖縄じゃ見たことも無いような高層ビルがそこら中に突き刺さっており、よっぽど都会のはずなのに、なんだかとても世間知らずの田舎に来たような不思議な感覚になり、僕は非常に興味をそそられるのだった。

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それはさておき話を戻そう。
僕らは問屋街に無事に到着。
ヤマちゃんが言うにはドローンをブーメランみたいに扱うドローン屋さんがあって、一日中ドローンを操作してるので滅茶苦茶上手いと言っていたのを楽しみにしていたが、これでもかという表情で自慢気に僕を見ながら、激しく壁にドローンをぶつけて、見るも無残にプロペラが砕け散らせていたので、さっと目を逸らしてしまった。

見てはいけないものを見たような気がしたが、その時の店員の顔が忘れられず、僕は猛烈にドローンが欲しくてたまらなくなり始めていた。

しかし、別の店では、先程と同じように今度はハンドルレスのセグウェイみたいな乗り物がそこら中で売っており、店員が楽しそうに乗っていた。

以前、コザで陽気なアメリカ人がチャラチャラしたEDMをかけながら、それで高速移動しているのを見て、乗せてもらったら凄い楽しかったなあと思い出しながら、そのアイテムもものすごく欲しくなってしまったが、さすがに荷物になるしと、雑念を振り払うために僕は一人外に出て無心でヒョウタン笛を吹きまくるのだった。

そして、買い物を終えたマリさんと合流。カバンがすごく重くなっていた。

夜は宿のすぐ隣の屋台で適当に注文したものを食べる。
今回の旅で一番美味しかった。



つづく

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2016年06月17日

香港と中国へ行った話(その2)

香港から中国に到着した僕らは、ヤマちゃんから一日中居ても飽きないところがあると紹介された村へ向かう事にした。

そんなわけで、その村へ向かおうと駅でたむろしている警察官に道を尋ねるがこちらの要件が一切通じない。若い警察官が仕方なく僕らにあてがわれる。
行きたい場所の文字を見せるが、お互いに相手が何を言ってるのか一言も理解が出来ず、なぜか翻訳アプリでも伝わらないので本当に苦労したが、「とりあえず地下鉄に乗れ」というメッセージだけが伝わった。

そこからは、ヤマちゃんから教えて貰ったこの旅でかなり重宝する事になった高徳地図というアプリでナビをする。というか、これを最初から使っておけば、わざわざ大変な思いをしてまで道を聞く必要はなかった。

※GPSはネットが繋がらない海外でも位置情報が表示される事に加え、高徳地図は地図データをダウンロードできるのでオフラインでも地名の検索ができる優れものであった。




そんなこんなで僕らは目的地の大芬油画村へ向かった。


▼▼▼以下ヤマちゃんメモ▼▼▼
世界の贋作の6割はこの村で作られていらしい 笑
贋作美術館があって、贋作コンテストも行われているらしい。
村人が全員絵を描いているか、額やキャンバスを作っている。個人的にはここが一番おもしろかった。
自転車にパンを満載してるおじさんを捕まえると、まあまあおいしいパンを売ってもらえる。

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すごく漫画みたいな話だし、最後のおじさんの下りなんて完全にロールプレイングゲームだし、そんな作り話みたいな村本当にあるもんかと半信半疑ながら確かめに向かった。

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目的地へ着くと、目を疑うくらいそこら中、どこかで見たことのある絵ばかりで埋め尽くされていた。
そして、路地に入ると、沢山の人がみんな筆を片手に、そして贋作の元となる画像が表示されたiPadを片手に、子どもから大人まで多様な人々が絵を描きまくっていた。

さすがに贋作を書いてるからだろう、写真撮影をすると滅茶苦茶に怒鳴られるらしいので、絵を描いてる人たちを撮る事は出来なかったが、ヤマちゃんが言う通り、今回の旅で間違いなくナンバーワンの面白スポットだった。

その後は色々歩き回りながらハエがたかる常温の生肉市場みたいなとこや、生け簀のある巨大スーパーマーケット(おじいさんが一生懸命アミで魚を捕まえようとしていたが、生きが良すぎて全く捕まえる事が出来なかった。)などを見て回っている間にお腹が空いたので、少し大きなフードコートのようなところへ足を運んだのだが、食べたいものを注文出来ず、文字に書くことすら困難な謎の独自システムが採用されており、翻訳アプリも助けにならず、諦めて別の小さな店へと足を運んだ。

そこでももちろん英語も日本語も話す事は出来ないものの、写真が載っているメニューを注文して事なきを得たと思ったが、マリさんがトイレに行きたいので、トイレはどこかと店員に聞くのだが、そもそも『トイレ』という単語が理解できず、翻訳アプリでトイレと入力するも、「なに?この漢字?どういう意味??」という表情が明らかで何人かの店員が集まり、どうにか推理してトイレの場所を教えてくれた。

こんな簡単な単語も伝えられないとはどういうことだとGoogle翻訳への不信感は大きなものへとなっていたが、決定的なのは、その日の夜の宿探しでだった。


何軒か安い宿を探している折、一件だけとんでもなく安い宿を発見したのだが、やはり意思疎通が難しく、Google翻訳はここでもなんの頼りにもならなかった。



以前、20代前半の天才プログラマーみたいな人に会った事があって、「現代の技術力があれば、もっと精度の良い翻訳機能が作れると思うのだけど、なぜ誰も作ろうとしないのか?これを作るだけで世界はもっと近くなるし、多くの人が感謝すると思うのだけど」という話をした事がある。

その彼が言うには「そんなものを作ったら、いつか旧約聖書のバベルの塔のような事が起きる。ネットが使えなくなった途端に世界中が大混乱に陥る。」と言っていた。

上手い返しをされたようでいるけど、翻訳システムが無くても、ネットが使えなくなったらそれだけで世界中大混乱だけどなあと思ったあの日の記憶が蘇ってきた僕はこの瞬間、このGoogle翻訳というバベルアプリとの決別を決意し、越えられない言葉の壁は絵を描いて伝える事にしたのだった。



そんなこんなで、なんとかチェックインに成功し、クタクタになりながら僕らはベッドの中に沈んでいった。


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つづく

posted by ユーチャンチャン at 07:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月14日

香港と中国へ行った話(その1)

2016年5月31日、AM8時。香港にて起床。

やらかしてしまった。

昨晩は貴重な一日の夜を潰してしまった自分たち自身に僕らは呆れていた。

遡ること1日前。沢山の作業を少しでも片付けようと一睡もせずに沖縄から香港へ向かった事が原因であることは明白である。

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その日は、彼女と二人で昼過ぎに香港に到着し現地の食堂で遅めの朝食を摂ったのち、とりあえず宿でも探そうと歩いていた。

今回、元々香港に来た理由も目的もなく、先月頭頃、片道5千円くらいで航空券のセールをやっており、僕が独断で彼女になんの相談もなく勢い余って買ってしまっただけで、一切の下調べもしていなかった。

ただ、先日、東京のヤマザ機OKコンピュータという変な名前の友達もたまたま香港に来ていたようで、彼から様々な情報を教えてもらっており、結果として彼の行動履歴を半分以上なぞる事になる。

そして、この紀行文は何の生産性も有益性も無い情報なので、皆さまの貴重な時間を割くには非常に申し訳がなく、ヤマザ機OKコンピュータの非常に有益な記事だけを読んでおけば別にこの先の僕の駄文を読む必要なんてのは一切ないので彼のやってるよく分からない仕事のコラム記事をオススメしておく。



そして、僕は自分の記録として旅の話を書き進めるので、おヒマな方だけどうかお付き合い頂きたいと思う。

さて、話は戻って香港一日目。
ヤマザ機オススメのカオススポット、重慶大廈(チョンキンマンション)に泊まることを決めていた。

ネットを見る限り、悪の巣窟だとか犯罪の温床だとか、第二の九龍城だとか物騒な話ばかりがひしめいているが、2000年代以降は監視カメラや警備員の配置後、事件らしい事件は減少したようで、今では人の手を引っ張ってまで客引きするインド料理屋、マリファナや覚せい剤を売りつけてくるインド人がひしめくだけのただの巨大インド人ビルだ。

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それらのインド人をボクサーのようなステップでかいくぐりながら中を探索していると、「ゲストハウスあるよ」というインド人が寄ってきた。
いくらか聞き返すと、300元と言われた。
ヤマザ機OKコンピュータから「二人部屋なら200元(約3千円)くらいなら安い方かも」という情報を聞いていたので、「話にならない。俺たちは他を探している」と伝えると、「200元の部屋もあるから来てくれ!」と言われた。
とりあえず、14階まで部屋に向かい部屋を見せてもらうと窓も無い5畳ほどの、物凄く狭い部屋だったが、まあ良いやとその日はその部屋に決める事にした。

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(写真は重慶大厦内の階段に飛び散る謎のシミ)


パスポートを見せサインも済ませ、いざお金を払おうとしたら、「ホテルでは消費税が10%かかるから220元だ」と言われた。明らかにウソだと思ったが、もう面倒くさいので、そのままそこに決めた。
その時刻は夕方頃。

僕らは少しだけ休憩したら街を探索しようと決めていたのに、翌日の朝まで眠りに落ちていた。



こうして、話の冒頭の落胆に繋がる。

気を取り直し、僕らは一階のインド料理屋で食事を摂り、香港と中国の国境いの街"深セン市"の『羅湖(ローフー)駅』を目指した。

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香港は日本と物価がたいして変わらないため、中国国内の方が色々と都合が良いという単純な理由である。

今回の旅に出る前ヤマザ機ことヤマちゃんから「香港も中国もベリーイージーですよ。」と聞いていたのに、中国に入国した途端にとんでもなく苦労するハメになるとはその時は思いもよらなかった。

そもそも中国国内は政府の規制により、Facebook、Twitter、LINE、Googleなどの困ったときの便利ツールが全く利用できない。

その事はあらかじめ聞いていたので、Googleマップの代わりの高徳地図アプリ、オフラインでも使える翻訳アプリをダウンロードはしていたのだが、翻訳アプリがほとんど使いものにならなかった。それについては追々話そう。

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香港から中国への入出国は容易であったものの、中国へ入国した途端、もう全くの英語が通じなくなったのだ。

まず誤解しないで欲しいのだが、僕の英会話力は皆無に等しい。ただ、中国ではもはやそういう話ではなく、ワン・ツー・スリーの簡単なものすら通じないのだ。
共通言語が無く、お互い何を言ってるのか微塵も意思疎通ができない。漢字からなんとなくの意味合いが読み取れるのがせめてもの救いだが、国境いの街で、しかも貿易も盛んなはずの地域が何でこんなにもという状態。

そして、中国の反日教育の話を稀にネットで目にするが、中国人がみんなそういう思想教育されてるに違い無いという考えは改めた方が良い。

そもそも彼らは日本人という存在を知らない様子なのだ。

「え、日本?聞いたこともない。どこにある国?」みたいな感じばかりだし、香港ではそこら中にあった両替所が中国には全く見当たらないし、日本というか外国へ興味が無いのか意識が向いていないのか、単純に旅行者の少ない街なだけなのか。
とにかく、町中に溢れているテクノロジー製品と非グローバルな人々とのギャップがなんとも不思議な気持ちにさせられた。

そこら中で見るドラえもんやトトロというキャラクターが外国産なんて、彼らは思ってもみてないかもしれない。



中国以外のどこか辺境の国からやってきたよく分からない外国人として、僕らは少しばかり苦労する。

それはすごく新鮮で、楽しい経験なのは間違いないと思う。

そんなわけで、長くなったので中国編はまた次回。
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posted by ユーチャンチャン at 01:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月03日

トイレといえばあれの話

さて、またしても、僕はとんでもない発見をしたので、この感動を伝えるべくブログというものを記すべくiPhoneの記事編集アプリを開いてしまいました。

前回、非常に長々と身にならない話ばかりしたのですが、今回は少しばかり身になるかもしれません。







事の始まりは遡る事5年か6年ほど前になるのだが、The Hypesというバンドが自身の楽曲をレコーディングし始めた時期になる。その時からジャケットデザインを頼まれていたものの、異様なこだわりと相反する堕落した日々の結果、そのレコーディングは終了する事なくリリースも立ち消えたのだった。


幾度もメンバーチェンジを繰り返し、拠点も東京から沖縄へと移し、やっとの事であの続きのレコーディングを始めた彼らが遂に来月リリースを決めたのだ。

数年越しの依頼を覚えていたのかどうなのか、ボーカルのコータローから再び僕はジャケットデザインの依頼を受けた。


音源のタイトルは「TAIDA」。

その名の通り、自分たちのこだわりのせいで身動きがとれなく、結果として怠惰と言われても仕方の無いこの年月とバンドを表すには相応しいタイトルかもしれない。

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ジャケットのイラストはボーカルのコータローの手描きであり、トイレの個室にこもりながら長い間出る事もない便秘に悩まされていたような心情がうかがえる。

そんな彼等のジャケットデザインに因んで、値段設定は1,010円となっている。



さて、ここからが本題となります。毎度、本題に入る前が長くて非常に申し訳ないとは思っています。

兎にも角にも、僕はこの1010円という値段表記を先日聞かされながら、なんでこの値段なんだっけと数字を眺めながら、「10-10で"とおとお"、そっかTOTOだったよね!あれ?!違うや!10-1-0で10(ト)1(イ)0(レ)"トイレ"だよ!って!!!え?!TOTOの名前の由来ってそういう事?!そういうこと?!え?!きになる!」となって、また仕事を放り投げて調べて見たのですが、なんと…





違いました!





なんと、TOTOは東洋陶器(TOYO TOKI)の略語らしい。


いくら調べてもトイレ=1010=TOTOという事実は出てこないのです。

つまりはこれはただの偶然のようなのです。

いやあ、これは凄いですね!!偶然でこんな事あるんですかね!本当に凄いですね!!これは皆さん、明日から呑み会の席で使える雑学が出来ましたね!


という感じで、発見時は一人で凄く気持ちが盛り上がってたのですが、この記事を書いてる間に熱がどんどん冷めて結構どうでもよくなってしまいましたね。

皆さんにも、なんで三行で済む話題をこんな時間をかけて読ませてしまってるんですかね。本当にごめんなさい。もうここら辺で僕も仕事に戻ります。

では、また。



posted by ユーチャンチャン at 17:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月26日

闇を切り裂く話

さて、お久しぶりです。
本当はもっと書くべき事があるのは百も承知なのですが、これから書く話は明らかに無駄話の類いとなります。僕個人は書き進めながらハッとなる瞬間が訪れた感動的な瞬間がパッケージされてるのですが、皆様が期待しているようなあの話やこの話、有益な話は微塵と出てきませんし、僕の矮小な人間性ばかりが浮き彫りになる与太話ではありますが、どうかお気を静めて読み進めて下さい。

そして、まず、話の冒頭から本題とはズレる話題となります。しかしながら、物語に過程は大事なのです。必ずや本題へとスムーズな展開を見せますので、初っ端だけ読んで僕の事をクズだゴミだという発言は傷つくので胸の内に閉まっておいて下さい。
思ってもいない事を言う事と、なんでも思っている事を口にすることは同義ではないのです。人を傷つける事をわざわざ言わなくて良いのです。しかしながら、僕自身も今、言わなくて良い事をこれから書いていこうとしています。ごめんなさい。




まずは僕の生活から。
元々僕は労働というものが凄く苦手で、いや、苦手というかそもそも身体が受け付けてくれず、そこには「働きたくない」という強い意志や意地がある以前に、出来るなら約束された月々のお賃金というものが貰えるのならそれが理想ではあるとも思っているのですが、本当に文字通り身体が受け付けてくれないのです。

例えば、週4日勤務のバイトでも始めようものならものの二週間で血便が出て身体が労働を拒否するほどで、大体、2ヶ月目くらいにはクビになるか、「ヤクザに拉致されたので仕事に行けなくなった」などの物凄い良い訳を作って辞めることが多く、本当に身が持たないのです。きっと、僕は労働アレルギーなのかもしれません。

そんな僕でも生活するためには当然お金が必要になります。将来の目標は不労所得の四文字ですが、なかなか目指す先が高みにあり過ぎるため、現在は人に雇われずフリーランスでデザイン全般の仕事を請け負ってなんとか収入を得ているのです。

そして、ここからやっと本題が始まるわけですが、先日、映像編集の仕事で全く知らないビジュアル系バンドのPVの編集依頼がありました。

それが僕には凄い面白くて一人で何度も笑みを浮かべながら編集していた折、ふと"闇を切り裂いて"というフレーズが耳に入ってきたのです。

それを聞いた僕は無意識的に「また闇を切り裂いちゃったよ」と思ってしまったのです。

何故なら僕の友だちのバンドだけでも"闇を切り裂く"というフレーズを歌詞に入れているバンドが3バンドもいるのです。実際には把握してないだけでもっといるかもしれません。

それぞれ、ジャンルは全く別ものなのに、何故みんな闇を切り裂きたがるのか。と言うか、「希望を掴め」とか「朝日が昇る」とかありきたりな表現ではなく、「闇を切り裂く」という非常に難解な表現を使うバンドが自分の友だちだけで3バンドって相当多いのではないか。そして、実は闇を切り裂くという表現、伝えんとしてる事は分かるのだけど、表現としてちゃんと理解出来てない自分自身に気付いてしまったのです。だって、闇は照らすものであって、切り裂くものではないじゃないですか。

そんなことを考えていると、僕は居ても立ってもいられず、納期ギリギリの仕事を放っぽりだして、「闇を切り裂く」について調べる事にしました。

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まず、歌詞検索サイトによると、188組のミュージシャンが闇を切り裂いている事が分かりました。著作権登録してるだけでこれだけの数がいるので、実際にはもっと多くのインディーズミュージシャンが闇を切り裂きまくってると考えられます。
ちなみに念のため他の歌詞検索サイトでも調べてみると合計で649ヒットしました。想像以上に多くて目眩がしそうです。

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そういえば、昔、友だちのジャパコアバンドの人が「新しくバンドを始めたらオレは闇を切り裂きたい」って言ってた気がします。っていうか、その発言のせいで闇を切り裂くという表現が僕の中で敏感に反応するワードになった気がします。いや、絶対そうだ。



そういうわけで、闇を切り裂くという言葉がかなり一般に浸透してる事実が分かったところで、続いては闇を切り裂くという表現についての調査へ乗り出しました。


ただ、困った事に一般に浸透していると思っていた「闇を切り裂く」という表現ですが、その由来や意味などは調べても出てこず、小説や詩の中でのみ好まれる表現である事が分かってきました。フィーリングで意味を感じとる他ないのかと壁にぶち当たっていた僕は、とりあえず闇以外には他にどういったものが切り裂かれているか調べてみる事にしました。



切り裂くような風
耳を切り裂くような叫び声
夜を切り裂く銃声
切り裂くドリブル



なるほど、意味は様々ですが、主に鋭さを表現するものが多いようです。
ただ、あまりポジティブな意味合いとは違う気がしますね。
なんとなく上記の例から「闇を切り裂く」の類義語を作るなら「闇に鳴り響く」「闇に轟く」と言った表現になると思います。

しかし多くの人たちが意図している「闇を切り裂く」という表現は、闇(ネガティヴな環境や感情)を急激に照らすような変化を起こす(困難を乗り越える・希望を持つ)という前向きな意味で間違いないとは思います。

ただ、そうなると、「闇を切り裂く」より「闇を切り開く」という表現の方がピッタリくるのではと思っていたのですが、また歌詞検索サイトで調べると、なんと闇を切り開くという表現はたったの一件。すみません。僕が間違ってました。味方してくれるのはスピッツだけでした。

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もはや、闇を切り裂くという、誰も教えてくれない曖昧な表現が何故こんなにも市民権を得てるのかその答えに辿り着けそうにないまま、文字通り僕は切り裂く事が出来ない闇の中を彷徨い始めていたのです。


「くそう、どうやって闇を切り裂いたら良いんだ…俺にも闇を切り裂くほどの光が欲しい…って、え?!…っっあ!!!!」




ドガーーーーーン!!!!!

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その瞬間僕の頭に雷鳴と共に衝撃が走ったのです!

「あった!!暗闇を一瞬で照らすものが!」

雷だ!!!!間違いない!!
みんな雷で闇を切り裂いていたんだ!

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勝手にナイフかなにかで闇を切り裂くイメージを抱いていた自分が愚かだった。なんと僕は粗暴なイマジネーションの持ち主だったのだろう。

雷こそ闇を切り裂き光をもたらす聖なる存在!
いつだって雷は闇をメチャクチャに切り裂いていたというのに、何故僕はずっと気づかなかったのだろう。
闇を切り裂くという表現は何ひとつおかしくなかった。
この文章を書きながら、今まさに自分の中でモヤモヤしてた感情が晴れたのです。

今日、この瞬間、僕の闇も切り裂かれたのかもしれませんね。そんなわけで、たまにはこうしてまた文章を書いていこうと思います。


それと、最後に宣伝で申し訳ないのですが、スーザンやチヒロンという僕の大好きな東京の友だちがやってる黄金狂時代というバンドの音源を僕のレーベルから発売します!なんと、実は彼らも闇を切り裂いてるので是非PVもチェックして買ってください!!宜しくお願いします!

posted by ユーチャンチャン at 19:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする