随分と時を置いて久しぶりに文章らしい文章を書いた。
更新間隔は約一年と半年ほど。
そのサボり続けた間に、当たり前のように日常を過ごしていたけど、周りじゃ人が刺したり刺されたり、死んだり産まれたり、なんやかんやありながら、僕も僕で、山を開墾したり、崖の上から車と一緒に落ちたり、台湾や、ロシア、上海、インドやらタイやらに行ったり、沖縄に新しいスペースを作ったと思ったら東京に出稼ぎに来たりと、なんだか思い返せば波乱ばかりであった。
自分自身の記録としてそれらを残しておきたいところだけど、今さらそれらを掘り起こして書いていくには本が一冊分は出来てしまいそうな密度になってしまうので、これからはこれからの事を書いていこうと思う。
たまに思い返すことがあれば少しばかりはそれらについても書くかもしれないけど。
しかし、文章を書くというのは良い。
どうしても僕は一つの物事に対して全てを感情に支配されがちで、語彙力がものすごく低下して「最高!」「楽しい!」「つらい!」「めんどくさい!」の言葉以外が出てこなくなってしまうので、改めて過去を振り返り「あの時どうしてそう感じたのか、何をどう考えていたのか」と丁寧に感情や思考を拾い上げながら自分自身が抱く漠然とした内面や混沌とした思考をロジカルに言語化して整理できるところが非常に良い。
そして、日々様々な出来事が起き続ける中で、薄れてゆく記憶を記録して残せる事もまた良い。
それに僕は文章を書くのが好きなのだ。
ちなみに文章を読むのもまあまあ好きだが、三年に一冊ほどしか本を読むことはない。
そのため、僕の書く文法は滅茶苦茶な気がするが、それでも書くのが好きなのだ。
しかし、文章を書くにあたって弊害もある。
文章上の僕のイメージと、現実の僕のイメージの乖離現象である。
僕と一度も会ったことがなく、なおかつ僕のブログしか読んだことない人が実際に僕に会ったときにガッカリされる事がこれまで数えきれないほどあった。
そもそも、ブログに僕がなにかしら書くときは特別な出来事を書く事が多いし、普段から突然噴水に飛び込んだり、信号機の上に登ったりしているわけではない。
僕は人より三倍以上はあるのではないかというくらいに、本能というか、我欲というか、衝動めいたものが非常に強い。
しかしながらそれを抑えるだけの理性が五倍くらい強いので、結果的に人並みか、人よりもずいぶん理性的なつもりである。
だから、基本的に現実の僕はそんなに面白い人間ではない。
実際のところは人見知りの口ベタで、なかなか気の利いた話もできない。
人から質問されたらなんでも答えるが、自ら自分の話をする事も滅多にない。
そのため、「ブログと全然違う」と言われても、すまん。としか言えないのだ。
普段の僕はとても物静かでおとなしいし、常識外れなことなんてしないし、なんならめちゃくちゃジェントルマンだし、大人の余裕もあるし、悪いところと言ったら写真写りが極端に悪いことくらいである。
そんなわけで、変な髪型の写真ばかりが出回るせいで、僕が人に挨拶とかしてもなかなか気付いてもらえないので、とりあえず一番最近の写真でも載せておこうと思う。
ごめん!
本当につまらない事をしてしまった。
それはそうと、この写真を見て頂きたい。
先日、ウーロンハイを作ろうと思い、焼酎を入れたコップである。
あ、ダメだ。これはヒドい!写真がブレすぎてる。
これこれ。
浮いているのはリンゴの果実ではない。
キンキンに冷えたブロックアイスを入れたつもりが、非常に均一なサイズ感のクラッシュアイスを入れていたのだ。
僕はクラッシュアイスが好きである。程よいサイズ感でシャリシャリしてて、食感を楽しませてくれる。
だから、このクラッシュアイスをコップに入れたときもラッキーな気分になったものだ。
これはウーロンハイよりもジュースとかで割った甘いお酒の方が合うに違いないのだけどなあと思いながら、友人のコップにも合計二人分のクラッシュアイスを入れ、焼酎を注ぐ。
トクトクトクと良い音がする。
ジュースの割ものは無かろうかと周りを見渡す。
というか、あれ?
そもそもウチにクラッシュアイスなんて無いのだが。
冷凍庫に氷を戻そうと氷の入った袋を確認する。
刻みタマネギだった。
おわり。
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