2016年06月17日

香港と中国へ行った話(その2)

香港から中国に到着した僕らは、ヤマちゃんから一日中居ても飽きないところがあると紹介された村へ向かう事にした。

そんなわけで、その村へ向かおうと駅でたむろしている警察官に道を尋ねるがこちらの要件が一切通じない。若い警察官が仕方なく僕らにあてがわれる。
行きたい場所の文字を見せるが、お互いに相手が何を言ってるのか一言も理解が出来ず、なぜか翻訳アプリでも伝わらないので本当に苦労したが、「とりあえず地下鉄に乗れ」というメッセージだけが伝わった。

そこからは、ヤマちゃんから教えて貰ったこの旅でかなり重宝する事になった高徳地図というアプリでナビをする。というか、これを最初から使っておけば、わざわざ大変な思いをしてまで道を聞く必要はなかった。

※GPSはネットが繋がらない海外でも位置情報が表示される事に加え、高徳地図は地図データをダウンロードできるのでオフラインでも地名の検索ができる優れものであった。




そんなこんなで僕らは目的地の大芬油画村へ向かった。


▼▼▼以下ヤマちゃんメモ▼▼▼
世界の贋作の6割はこの村で作られていらしい 笑
贋作美術館があって、贋作コンテストも行われているらしい。
村人が全員絵を描いているか、額やキャンバスを作っている。個人的にはここが一番おもしろかった。
自転車にパンを満載してるおじさんを捕まえると、まあまあおいしいパンを売ってもらえる。

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すごく漫画みたいな話だし、最後のおじさんの下りなんて完全にロールプレイングゲームだし、そんな作り話みたいな村本当にあるもんかと半信半疑ながら確かめに向かった。

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目的地へ着くと、目を疑うくらいそこら中、どこかで見たことのある絵ばかりで埋め尽くされていた。
そして、路地に入ると、沢山の人がみんな筆を片手に、そして贋作の元となる画像が表示されたiPadを片手に、子どもから大人まで多様な人々が絵を描きまくっていた。

さすがに贋作を書いてるからだろう、写真撮影をすると滅茶苦茶に怒鳴られるらしいので、絵を描いてる人たちを撮る事は出来なかったが、ヤマちゃんが言う通り、今回の旅で間違いなくナンバーワンの面白スポットだった。

その後は色々歩き回りながらハエがたかる常温の生肉市場みたいなとこや、生け簀のある巨大スーパーマーケット(おじいさんが一生懸命アミで魚を捕まえようとしていたが、生きが良すぎて全く捕まえる事が出来なかった。)などを見て回っている間にお腹が空いたので、少し大きなフードコートのようなところへ足を運んだのだが、食べたいものを注文出来ず、文字に書くことすら困難な謎の独自システムが採用されており、翻訳アプリも助けにならず、諦めて別の小さな店へと足を運んだ。

そこでももちろん英語も日本語も話す事は出来ないものの、写真が載っているメニューを注文して事なきを得たと思ったが、マリさんがトイレに行きたいので、トイレはどこかと店員に聞くのだが、そもそも『トイレ』という単語が理解できず、翻訳アプリでトイレと入力するも、「なに?この漢字?どういう意味??」という表情が明らかで何人かの店員が集まり、どうにか推理してトイレの場所を教えてくれた。

こんな簡単な単語も伝えられないとはどういうことだとGoogle翻訳への不信感は大きなものへとなっていたが、決定的なのは、その日の夜の宿探しでだった。


何軒か安い宿を探している折、一件だけとんでもなく安い宿を発見したのだが、やはり意思疎通が難しく、Google翻訳はここでもなんの頼りにもならなかった。



以前、20代前半の天才プログラマーみたいな人に会った事があって、「現代の技術力があれば、もっと精度の良い翻訳機能が作れると思うのだけど、なぜ誰も作ろうとしないのか?これを作るだけで世界はもっと近くなるし、多くの人が感謝すると思うのだけど」という話をした事がある。

その彼が言うには「そんなものを作ったら、いつか旧約聖書のバベルの塔のような事が起きる。ネットが使えなくなった途端に世界中が大混乱に陥る。」と言っていた。

上手い返しをされたようでいるけど、翻訳システムが無くても、ネットが使えなくなったらそれだけで世界中大混乱だけどなあと思ったあの日の記憶が蘇ってきた僕はこの瞬間、このGoogle翻訳というバベルアプリとの決別を決意し、越えられない言葉の壁は絵を描いて伝える事にしたのだった。



そんなこんなで、なんとかチェックインに成功し、クタクタになりながら僕らはベッドの中に沈んでいった。


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つづく

posted by ユーチャンチャン at 07:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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