2016年04月26日

闇を切り裂く話

さて、お久しぶりです。
本当はもっと書くべき事があるのは百も承知なのですが、これから書く話は明らかに無駄話の類いとなります。僕個人は書き進めながらハッとなる瞬間が訪れた感動的な瞬間がパッケージされてるのですが、皆様が期待しているようなあの話やこの話、有益な話は微塵と出てきませんし、僕の矮小な人間性ばかりが浮き彫りになる与太話ではありますが、どうかお気を静めて読み進めて下さい。

そして、まず、話の冒頭から本題とはズレる話題となります。しかしながら、物語に過程は大事なのです。必ずや本題へとスムーズな展開を見せますので、初っ端だけ読んで僕の事をクズだゴミだという発言は傷つくので胸の内に閉まっておいて下さい。
思ってもいない事を言う事と、なんでも思っている事を口にすることは同義ではないのです。人を傷つける事をわざわざ言わなくて良いのです。しかしながら、僕自身も今、言わなくて良い事をこれから書いていこうとしています。ごめんなさい。




まずは僕の生活から。
元々僕は労働というものが凄く苦手で、いや、苦手というかそもそも身体が受け付けてくれず、そこには「働きたくない」という強い意志や意地がある以前に、出来るなら約束された月々のお賃金というものが貰えるのならそれが理想ではあるとも思っているのですが、本当に文字通り身体が受け付けてくれないのです。

例えば、週4日勤務のバイトでも始めようものならものの二週間で血便が出て身体が労働を拒否するほどで、大体、2ヶ月目くらいにはクビになるか、「ヤクザに拉致されたので仕事に行けなくなった」などの物凄い良い訳を作って辞めることが多く、本当に身が持たないのです。きっと、僕は労働アレルギーなのかもしれません。

そんな僕でも生活するためには当然お金が必要になります。将来の目標は不労所得の四文字ですが、なかなか目指す先が高みにあり過ぎるため、現在は人に雇われずフリーランスでデザイン全般の仕事を請け負ってなんとか収入を得ているのです。

そして、ここからやっと本題が始まるわけですが、先日、映像編集の仕事で全く知らないビジュアル系バンドのPVの編集依頼がありました。

それが僕には凄い面白くて一人で何度も笑みを浮かべながら編集していた折、ふと"闇を切り裂いて"というフレーズが耳に入ってきたのです。

それを聞いた僕は無意識的に「また闇を切り裂いちゃったよ」と思ってしまったのです。

何故なら僕の友だちのバンドだけでも"闇を切り裂く"というフレーズを歌詞に入れているバンドが3バンドもいるのです。実際には把握してないだけでもっといるかもしれません。

それぞれ、ジャンルは全く別ものなのに、何故みんな闇を切り裂きたがるのか。と言うか、「希望を掴め」とか「朝日が昇る」とかありきたりな表現ではなく、「闇を切り裂く」という非常に難解な表現を使うバンドが自分の友だちだけで3バンドって相当多いのではないか。そして、実は闇を切り裂くという表現、伝えんとしてる事は分かるのだけど、表現としてちゃんと理解出来てない自分自身に気付いてしまったのです。だって、闇は照らすものであって、切り裂くものではないじゃないですか。

そんなことを考えていると、僕は居ても立ってもいられず、納期ギリギリの仕事を放っぽりだして、「闇を切り裂く」について調べる事にしました。

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まず、歌詞検索サイトによると、188組のミュージシャンが闇を切り裂いている事が分かりました。著作権登録してるだけでこれだけの数がいるので、実際にはもっと多くのインディーズミュージシャンが闇を切り裂きまくってると考えられます。
ちなみに念のため他の歌詞検索サイトでも調べてみると合計で649ヒットしました。想像以上に多くて目眩がしそうです。

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そういえば、昔、友だちのジャパコアバンドの人が「新しくバンドを始めたらオレは闇を切り裂きたい」って言ってた気がします。っていうか、その発言のせいで闇を切り裂くという表現が僕の中で敏感に反応するワードになった気がします。いや、絶対そうだ。



そういうわけで、闇を切り裂くという言葉がかなり一般に浸透してる事実が分かったところで、続いては闇を切り裂くという表現についての調査へ乗り出しました。


ただ、困った事に一般に浸透していると思っていた「闇を切り裂く」という表現ですが、その由来や意味などは調べても出てこず、小説や詩の中でのみ好まれる表現である事が分かってきました。フィーリングで意味を感じとる他ないのかと壁にぶち当たっていた僕は、とりあえず闇以外には他にどういったものが切り裂かれているか調べてみる事にしました。



切り裂くような風
耳を切り裂くような叫び声
夜を切り裂く銃声
切り裂くドリブル



なるほど、意味は様々ですが、主に鋭さを表現するものが多いようです。
ただ、あまりポジティブな意味合いとは違う気がしますね。
なんとなく上記の例から「闇を切り裂く」の類義語を作るなら「闇に鳴り響く」「闇に轟く」と言った表現になると思います。

しかし多くの人たちが意図している「闇を切り裂く」という表現は、闇(ネガティヴな環境や感情)を急激に照らすような変化を起こす(困難を乗り越える・希望を持つ)という前向きな意味で間違いないとは思います。

ただ、そうなると、「闇を切り裂く」より「闇を切り開く」という表現の方がピッタリくるのではと思っていたのですが、また歌詞検索サイトで調べると、なんと闇を切り開くという表現はたったの一件。すみません。僕が間違ってました。味方してくれるのはスピッツだけでした。

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もはや、闇を切り裂くという、誰も教えてくれない曖昧な表現が何故こんなにも市民権を得てるのかその答えに辿り着けそうにないまま、文字通り僕は切り裂く事が出来ない闇の中を彷徨い始めていたのです。


「くそう、どうやって闇を切り裂いたら良いんだ…俺にも闇を切り裂くほどの光が欲しい…って、え?!…っっあ!!!!」




ドガーーーーーン!!!!!

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その瞬間僕の頭に雷鳴と共に衝撃が走ったのです!

「あった!!暗闇を一瞬で照らすものが!」

雷だ!!!!間違いない!!
みんな雷で闇を切り裂いていたんだ!

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勝手にナイフかなにかで闇を切り裂くイメージを抱いていた自分が愚かだった。なんと僕は粗暴なイマジネーションの持ち主だったのだろう。

雷こそ闇を切り裂き光をもたらす聖なる存在!
いつだって雷は闇をメチャクチャに切り裂いていたというのに、何故僕はずっと気づかなかったのだろう。
闇を切り裂くという表現は何ひとつおかしくなかった。
この文章を書きながら、今まさに自分の中でモヤモヤしてた感情が晴れたのです。

今日、この瞬間、僕の闇も切り裂かれたのかもしれませんね。そんなわけで、たまにはこうしてまた文章を書いていこうと思います。


それと、最後に宣伝で申し訳ないのですが、スーザンやチヒロンという僕の大好きな東京の友だちがやってる黄金狂時代というバンドの音源を僕のレーベルから発売します!なんと、実は彼らも闇を切り裂いてるので是非PVもチェックして買ってください!!宜しくお願いします!

posted by ユーチャンチャン at 19:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

台灣GiG2日目の話

【台湾に行ってきました 2日目】
昨晩は二手に分かれ、僕らはShibaという日本の丸尾末広などのエログロ漫画が好きな絵描きの女の子の家に7名で泊まった。

100年に一度とか言われる大寒波にぶち当たり、その寒さの影響で80名余りが亡くなるほどに本当に信じられないほど寒かった。

その中で半ズボンと下駄で過ごし、昨日は雨にも打たれ続けていたこともあり、朝起きると僕の体調は非常に最悪な状態となっていた。

外に出るとアラレが降っており、嬉しさより先に恐怖を感じた。
なんでこんな格好で来たのだろうか…。

ちなみに、今回のライブ会場はとある公園の橋の下である。
愛知県は豊田にある橋の下世界音楽祭を思い起こさせるが、もっともっと規模は小さく、そもそも無許可でやるとの事。台湾人はみんな適当なので許可とか必要無いらしい。本当かよ。

余談だが、今回台湾ライブ会場とにあたって、その間を取り持ってくれたのは東京の素人の乱というリサイクルショップの松本さんという方なのだが、教えてもらうとこによると、台湾軍は世界一弱い軍隊らしい。
徴兵制があるものの、みんな寝坊もサボりも当たり前で、あまりにも真面目にやらないから徴兵制無くそうかとなってるとのことだった。

なるほど、それだけ適当なら確かに許可なんて不要なのかもしれない。

会場に着くと橋の下という事もあって風が吹き抜けて恐ろしく寒い。焚き火の側から離れられなかった。

すると本日台湾入りしたパラノイアやワラバーズの残りのメンバーもやってきて、さらに以前に一緒にバンドをやっていたリュウヘイくんが福岡からサプライズで遊びに来たのだ。

東京からもゴウくんや、楓子ちゃん、サトちゃんなどが来ており、あまり外国感が薄れゆく中、時間が経つほどどんどん台湾の人達が増え、アルカシルカのライブを始める頃にはもの凄い数になっていた。

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そして、今回イベントに誘ってくれたズーシェンが宣伝してくれていたのか、アルカシルカの期待値が異様に高く、ライブが始まった瞬間にステージにお客さんが雪崩れ込んできて、メンバーがどこにいるのか分からない事になるし、何故か曲を知ってて一緒にコーラスを歌ってくれるんだけど、台湾人なにがすごいって、新曲ではマイクを奪ったと思ったら勝手にその場で思いついたコーラスを歌うもんで、僕もつられて一緒にそのメロディを歌っていた。

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揉みくちゃにされながらのライブはライブと呼んでいいのか分からないくらいに破茶滅茶なものだったけど、すごく面白かった。

当然、その後のワラバーズも大変だったけど、なにより大変だったのは曲の演奏が終わるたびにアコーディオンのまりこちゃんがゲロを吐きに行ってた事と、僕のポッケに入ってたお金が全部落ちて無くなった事だろうか。

ちなみに、アルカシルカアオイくんもゲロを吐きまくっており、僕もその深夜頃からゲロを吐き続けていた。

この3人の共通点は昨夜に屋台で牡蠣を食べたということから、それが原因だと結論付けられたが、個人的には阿呆みたいに酒を呑んでたので、ただの二日酔いではないかと思っている。

ただ、ライブ終了後の翌早朝、沖縄に帰ると、台湾に行った半分以上のメンバーが風邪や腸炎でダウンした。
きっと、沖縄の人間にあの寒さは耐えられなかったのだ。

僕らの怒涛の二泊三日はこうして終わった。

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本当はもっと台湾の人達と交流したかったものの終始体調も悪かった上に、滞在期間も少なかったので、次回があればもっと万全の状態で行きたいと思う。


posted by ユーチャンチャン at 13:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする